シンクライアントはコールセンターなどの人材の流動性が高い職場に最適です

システム導入のメリットは、TCO(総所有コスト)の低さ、セキュリティの高さなどですが、こういったメリットが最大限に生かせる業務や部署が、特にシンクライアントに適しています。

最初に思い浮かぶのが、人材の流動性が高く、不特定多数の人が操作することの多い職場です。コールセンターや受付などがこれにあたります。TCOの低さとセキュリティの高さの2点がクライアントに求められる部署だからです。

コールセンターでは、発信元電話番号を基に、自動的にパソコンや専用端末の画面に登録してある顧客情報を表示するCRM(顧客情報管理)システムを、オペレーターが使うのが一般的です。CRMシステムが表示するデータには、個人情報が含まれることも多く、慎重な取り扱いが求められます。

店舗端末も、シンクライアントに適した分野です。多くの店舗を展開する小売・サービス業などの場合、各店舗に設置したパソコンを、本部の情報システム部門だけで管理するのは困難です。また、人材の流動性が高い職場であり、セキュリティ・ポリシーを徹底させるのは難しくなります。店舗端末をシンクライアントに替えることにより、本部側での集中管理が容易になります。

社内の機密データを取り扱う部署もシンクライアントに適しています。従業員の人事情報を管理する人事システムや、会計システムなどにアクセスできる部署は、セキュリティの観点から見て、シンクライアント導入によるメリットが大きいといえます。