NECの仮想PC型シンクライアントでTCO削減とセキュリティ向上を実現

日本国内で最大規模を誇るショッピングモール「楽天市場」をはじめ、証券、住宅ローン、クレジットカード、旅行・宿泊予約などさまざまな事業展開を進めている楽天株式会社では、事業規模の拡大とともに新規PCの導入が頻繁に行なわれ、増大するPCの運用管理が課題となっていました。

社内のPCを一元管理することによって、TCO(総所有コスト)削減と、セキュリティの向上が実現できると考えた同社が選んだのが、サーバー上で仮想的に複数のパソコンを形成し、新たなビジネスモデルの提供の際でも、新規PCの増設をスピーディに行なえる「仮想PC型シンクライアント」を提案したNECでした。

1台のサーバーで何台のPCを統合できるかというクライアントの集約率、その費用対効果、運用性を検証するため、NECは縮小モデルを楽天のネットワーク上で実際に稼動させて成果を実証しました。

楽天では2006年以降、160台の専用端末を導入し、それらを14台のExpress5800シリーズ(PCサーバー)と2台のiStorage(NAS=ネットワーク接続型ストレージ)に統合しています。

NECのシンクライアント導入の効果として、楽天は「新規PC導入の際のセットアップにかかる時間の大幅短縮」、「クライアントの一元的な管理による運用工数と負荷の軽減」、「ディスクレス専用端末のため、不慮の事態が起きても情報流出を防止できる」、「社内のどのシンクライアント端末を使っても、個人専用のPC環境を再現できるため社員の生産性が向上した」などを挙げており、現在シンクライアントシステムの全社導入も検討しています。