パフォーマンスの測定を行い、設計段階との差を分析します

実際にシステムを運用してみると、設計段階では気づかなかった問題も発生してきます。稼動はしていても、十分な応答速度が得られていないといった現象に対して、各セクションでパフォーマンスの測定を行い、設計段階との差を分析していきます。

シンクライアントは即効果を出せるというより、ある程度の実運用を経て、端末、ネットワーク、サーバーのチューンナップを行い、目標とした効果を得ていくというのが一般的です。

このパフォーマンス測定は新システム導入時のみではなく、端末台数が増えたときや新しい業務が付け加わったとき、サーバーやネットワークが改変されたときなどにも必要な作業です。

端末側がシン(thin)ですから、C/Sシステムと比較したら簡便です。人事異動に伴う端末の変更も、パソコンと比べたら時間もかかりません。これはTCO削減の効果といえます。

セキュリティ診断も運用段階になって行ないます。会社トップに対して、報告するという責務からも、定期診断をして定期レポートを作成するべきでしょう。より安全なシステムを構築したから、これで終わりというわけではありません。

現実にはウイルスの浸入、情報機器の紛失・盗難、ハードとソフトの障害などが発生してくる可能性があるわけで、そうした中でどのような影響があり、どのような対応をとったかを常に報告すべきでしょう。

そうした観点から言っても、現状把握がより容易なサーバーベースド・コンピューティングは有利です。運用しやすいということは、別の意味からセキュリティレベルが高く維持できるという結果につながります。